2017.05.24 更新

地域のコトと人をつないで
暮らしの楽しさを自転車とともに生み出す。

約4年間京都に移り住み、「自転車アクティビスト」としてさまざまな地域での自転車ツアーを企画・運営されてきたKaOさん。
京都に惚れ込み、この町の人とつながり、関係を紡ぎながら「自転車を通じて地域の魅力を発見、発掘する」活動に取り組まれています。今回は彼女が愛する京都の町、人を、Cyclingoodに特別に案内してくださいました。自転車がつなぐさまざまなご縁のかたちを、一緒に巡ってみましょう。

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profile自転車アクティビスト
KaOさん

東京で編集者として勤めていた際に自転車メッセンジャーに惹かれ、国内外のメッセンジャーが集う催しや大会(CMWC:Cycle Messenger World Championshipsほか)の取材にカメラ片手に奔走。その後、雑誌『PAPERSKY』のBicycle Clubキャプテンとして自転車の楽しさと日本各地の魅力を結びつけるツアー<ツール・ド・ニッポン>の企画・運営を担当。京都を拠点に約4年間活動し、今春からは新潟に拠点を移して新たなステージを迎える。

KaOさんとの待ち合わせ場所に指定されたのは、
出町柳にある喫茶店「COFFEE HOUSE maki」。
「友人の明日香ちゃんとモーニングを食べているのでここで合流しましょう」と言われ、お店に伺ったら、なんとも楽しそうに話し込んでいるお2人を発見。それに明日香さん、とても個性的で目を引くファッションです。
「明日香ちゃんはSOU・SOUのスタッフさんなんです。ステキでしょう?」
SOU・SOUとは、『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、オリジナルテキスタイルによる衣類や雑貨を製作・販売している京都のブランド。中でも明日香さんは女性衣類を専門とする「着衣」ブランドのスタイリストさんだそうで、なるほど、着こなしが違います。

KaOさんがSOU・SOUのファンだったこと、そして2人とも自転車好きだったことから知り合って間もなく急接近したKaOさんと明日香さん。自然が身近にあるという京都の恵まれた環境を活かし、休日はよく2人でサイクリングに出かけていたそうです。 「山の向こうのおいしいお蕎麦屋さんに行こう」「紅葉のライトアップを見に行こう」と、もっぱら〝めあてのどこかへ行く〟ことを目的にしたサイクリングだったそう。それでも峠を越えるような長距離のコースもあったらしく、お2人のパワフルさが伺えます。

自ら主催するイベントなどを通じて、4年間の京都在住期間で多くの仲間の輪をつなげてきたKaOさん。明日香さんに「KaOさんってどんな人?」と聞いてみると「誰とでも一瞬で打ち解ける人。そしてみんなを巻き込んで楽しいことをどんどん生み出していく人」なのだそう。
そのコメントにKaOさんは「京都で知り合った仲間は、なぜかつながりが濃いんです。みんな素敵な人ばかりで、いろんな方にどんどん新しいご縁をつないでいただきました」と振り返ります。
この度、新潟に拠点を移すことになったKaOさんの送別会には30人を超える仲間が集まり、そのサプライズな演出に「感動で泣きました」と話すエピソードにも、彼女が京都で培ったつながりの深さや人柄が表れているような気がします。

仕事に向かう明日香さんと別れ、KaOさんに案内されて次に向かったのは「やまのは 珈琲と髪」さん。
え?珈琲と髪?...と不思議に思っていたら「2階で奥さんのしおりさんが美容室を、3階でご主人の益生(ますお)さんがカフェを営んでいらっしゃるんです」とのこと。なるほど。
知り合いを介してこのご夫婦と出会ったのは、実は京都に移住する前のこと。その後、KaOさんが京都に移住することが決まったときには住む場所などプライベートな相談にも乗っていただいたのだそう。「そりゃあもうこのお2人は京都にかなりお詳しいので。頼もしい存在です」とKaOさん。

自宅が近かったこともあり、お祭りに行ったり、食事に出かけたりと行動を共にすることも多く、そのほとんどが自転車だったとか。待ち合わせて自転車で出かけ、家の近くまで一緒に戻ってくる。そんな関係を重ねてきたからこそしおりさんの話す「KaOさんは家族に近い存在」という言葉にもすーっとイメージが浮かびます。
仕事のことでも"京都の情報通"であるお2人に相談を持ちかけ、いろいろな人につないでもらうこともあったのだそうです。

「この人はKaOさんと合うな、と感じた人にはよく彼女を紹介していました。"おもしろ人間"がいるよって(笑)」と笑顔で話すしおりさんに、「えーっ!おもしろ人間って~!!」と破顔するKaOさん。
"おもしろ"との例えは、しおりさん的に「いろんな活動をしている行動力がすごい人」という最高の褒め言葉のよう。そんな風に活動的に京都の町を奔走していたKaOさんが、ときおりリラックスしたいとき、ひとりで考えごとをしたいときに訪れるのが、ここ「やまのは」の3階のカフェだったそうです。ただ活動的なだけでない、KaOさんの一面を垣間見た気がしました。

次のスポットである「京旅籠むげん」さんに伺う前に「ちょっとお土産に」と立ち寄ったのが京都市左京区にある㐂み家さん。人気の豆かんは、自家製の寒天とたっぷりの赤えんどう豆にコクのある黒みつがかかったこの店一番の名物です。Cyclingoodのスタッフみんなも口に運ぶ手が止まらなくなるほど美味しくいただきました。

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