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2022.11.16 更新
師走の忙しさと厳しい寒さが重なり、この時期に体調を崩しがちな方も多いのではないでしょうか。
東洋医学には「心身一如」と言う、身体の不調は心に、心の不調は身体に反映されるという考え方があります。
過ごしやすい秋のうちに心を休ませる時間をつくっておくと、
良いコンディションで冬を迎えることができます。
例えば、室内なら読書や映画鑑賞、お出かけなら予定を詰め込まずに静かな海辺や公園を散歩してみる。
そんな時間のお供には、朝食の定番食材と旬の果物を混ぜて焼くだけで手軽にできるクッキーをご一緒に。
オートミールやコーンフレークは血液や栄養などを全身に巡らせて倦怠感を和らげ、
秋の味覚代表である栗は身体を温め、咳止めや痰を除く作用が期待できます。
鉄分を多く含むレーズンや黒胡麻は肺を潤し、腎の強化によって心が安定することで、深い呼吸に。
焼き上がりの香りも、優しい甘さも、心身をゆるく解きほぐしてくれます。
- 【材料】
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- ◦コーンフレーク30g
- ◦オートミール100g
- ◦水60g
- ◦米油(サラダ油でも可)50g
- ◦きび砂糖25g
- ◦レーズン30g
- ◦むき甘栗30g
- ◦すり黒胡麻大さじ1
- 【作り方】
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- ❶ ボウルにオートミールと水を入れ、 水でふやかしながらヘラでしっかり揉んで生地のようにまとまるまで混ぜ合わせる。(この作業をしないとまとまらず焼き上がりがパラパラになります)
- ❷ 別のボウルで米油と砂糖をしっかり混ぜ合わせる。(ボウルを分けておくと、他の材料を入れるときになじみやすくなります)
- ❸ ①に②とコーンフレーク、レーズン、むき甘栗、黒胡麻を加え、生地に材料がなじむまで混ぜ合わせ6等分にする。(少し油が多いと感じる仕上がりになります)
- ❹ 手で丸めて、押しながら厚さ1cmにのばして170度のオーブンで25分焼き、粗熱をとったら出来上がり。
- 【食べるときのポイント】
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- 焼き立ては柔らかく、粗熱がとれるとカリカリになります。
- 時間が経って柔らかくなった場合は、トースターで焼き直すとカリッとした食感が戻り、おいしく召し上がれます。
フードセラピスト石光 映美子
東洋医学陰陽五行を軸に、空間と食・大切な人に贈る食を提供するフードセラピストとして活動。株式会社シマノが運営する「Life Creation Space OVE」のcafeでメニュー開発や食事の提供を行うかたわら、「earthday いのちの森」明治神宮の食プロデュースを行うなど、さまざまな方面で活躍中。