2024.12.18 更新

Table.35 映美子さんの乾燥に負けない、からだ想いレシピ

カサつく冬のうるおい参鶏湯風

12月になると、気候の寒さや忙しさなどでいつもより疲れがち。
さらにきちんとケアをしているつもりでも、肌の乾燥が気になってきます。
肌にうるおいを与えるには、まず肺の乾燥を防いで、皮膚を強くすることが有効。
肺をあたためることで働きをうながし、うるおいのある皮膚をつくります。
肺をあたためる効果がある食材は、生姜・にんにく・長ねぎで、
もち米には全身をあたためる効果が。
これらを上手く、おいしく摂り入れられるのが参鶏湯(サムゲタン)風の一品。
丸鶏ではなく手羽元を使うことで手軽に作ることができ、
木くらげによるうるおい効果も期待できます。

【材料】(4人前)
  • ◦鶏の手羽元500g
  • ◦もち米1合(炊いたもの)
  • ◦栗8個(市販の焼き栗で代用可)
  • ◦木くらげ6個(軽く洗う)
  • ◦にんにく3片(半分に切る)
  • ◦生姜(皮つきのまま薄くスライス)20g(1片)
  • ◦昆布1枚(10cm)
  • ◦長ねぎの青い部分2本分(切らずにそのまま)
  • ◦玉ねぎ1/2個(横半分に切り、さらに厚みのある横半分に切る)
  • ◦ごぼう1/2本(斜め切り)
  • ◦大根10cm(2cmいちょう切り)
  • ◦黒胡椒20粒(無ければ粗挽き小さじ1/2)
  • ◦塩大さじ1と1/2
  • ◦水1.5リットル(目安)
  • ※あれば、クコの実やナツメもおすすめ。
【作り方】
  1. ❶ 鍋に栗・木くらげ・にんにく・生姜・昆布・長ねぎ・玉ねぎ・ごぼう・大根・黒胡椒・鶏の手羽元を入れる。
  2. ❷ 具材にかぶる程度の水を加える。
  3. ❸ 強火にかけて煮立ったら、弱めの中火にしてアクと脂を除きながら1時間煮る。煮汁から鶏肉がはみ出ないように、途中差し水をする。(煮汁から出ていると肉がパサつくので注意)
  4. ❹ 出汁がしっかりと出て鶏肉がやわらかくなったら、塩を加えて味をととのえる。
  5. ❺ 炊いたもち米は、最初から入れると煮汁を吸うため、食べる直前に加えてひと煮立ちさせるか、小鉢にもち米を入れて具材と一緒に食べてもOK。

フードセラピスト石光 映美子

東洋医学陰陽五行を軸に、空間と食・大切な人に贈る食を提供するフードセラピストとして活動。「earthday いのちの森」明治神宮の食プロデュースを行うなど、さまざまな方面で活躍中。

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