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2023.02.08 更新
「天人合一(てんじんごういつ)」という言葉をご存知ですか?
人は自然の摂理に従って変化しながら生きていくという東洋医学の思想で、
季節の移り変わりとともに身体の中で負担がかかる臓器も変化していくと考えられています。
一年で一番寒い冬は、元気の源を貯蔵する「腎」の働きが低下する季節。
「腎」の機能を向上させるには、冬に旬を迎える海の幸を使った鍋料理が効果的です。
魚介類は「腎」を補うだけでなく、身体の基となるたんぱく質が豊富。
血流を促す働きがあるサフランを加えたブイヤベースにすることで、
たんぱく質をはじめとした栄養が全身へと届けられ、身体が芯から温まります。
- 【材料】
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- ◦真鱈3切れ/生または甘塩(5cmカット)
- ◦あさり6個
- ◦ムール貝(あれば12個)
- ◦海老3尾
- ◦イカ150g(5cmカット)
- ◦大根250g(0.5cmイチョウ切り)
- ◦人参50g(0.5cm半月切り)
- ◦白菜100g(3枚位ざく切り)
- ◦春菊50g(1/3束位3cmカット)
- ◦ニンニク(3片スライス)
- ◦醤油大さじ3
- ◦サフラン2つまみ
- ◦塩小さじ2
- ◦オリーブ油大さじ4
- ◦水1ℓ
- 【作り方】
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- ❶ 鍋にオリーブ油を引き、ニンニク、大根、人参を入れ中火で10分ソテーする。
- ❷ 水、サフランを加えてひと煮立ちさせる。
- ❸ 鱈、あさり、ムール貝、海老、イカ、白菜を加え中火でフタをして、15分煮る。
- ❹ 醤油、塩、春菊を入れて5分煮たら出来上がり。
- 【食べるときのポイント】
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- お好みで豆腐やお餅をプラス。
- 残ったスープは、ご飯とチーズを加えてリゾットに。
フードセラピスト石光 映美子
東洋医学陰陽五行を軸に、空間と食・大切な人に贈る食を提供するフードセラピストとして活動。株式会社シマノが運営する「Life Creation Space OVE」のcafeでメニュー開発や食事の提供を行うかたわら、「earthday いのちの森」明治神宮の食プロデュースを行うなど、さまざまな方面で活躍中。