「健康経営」の最前線を行く、株式会社フジクラ。2

「健康経営」の最前線を行く、株式会社フジクラ。2「全社員の健康こそ、長期的な成長を実現する原動力。」

「健康経営」の最前線を行く、株式会社フジクラ。2「全社員の健康こそ、長期的な成長を実現する原動力。」

2015.09.24 更新

「健康経営」とは、従業員の健康管理を企業がが経営課題として捉え、従業員の健康の維持・増進を計りながら生産性向上をめざす経営手法です。日本でも多くの企業が取り組みをはじめている現在、いち早く健康経営に着手し、先進的な施策を次々におこなっているのが(株)フジクラさんです。
全従業員に健康増進のさまざまな働きかけを行われている中、この度自転車通勤ウェルネスプログラムを(株)シマノと一緒に行いました。今回は、(株)フジクラさんが健康経営に取り組む背景とその具体的な内容を健康経営推進室の3名に、そして今回のプログラムにご参加いただいた3名にもお話しを伺ってきました。「健康」が、企業の成長を後押しする時代です!

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株式会社フジクラ
光ファイバやケーブルなどのエネルギー・情報通信分野をはじめ、エレクトロニクス、自動車電装など多様な分野の事業を展開している(株)フジクラ。2010年度に健康増進を経営方針のひとつに定め、2014年1月に掲げた「フジクラグループ健康経営宣言」以降、具体的な健康経営施策に着手。創業130周年という長い歴史の中で培ってきた「社員一人ひとりを財産として育て、成長戦略に生かす」という理念を具現化するこの取り組みは、健康経営の新たなモデルケースとして多方面から注目を集めています。
Cyclingood
今回、(株)シマノと一緒に自転車通勤ウェルネスプログラムを行いましたが、 その理由をお聞かせいただけますか?
フジクラさん
先ほどウォーキングを促進するイベントのお話しをしましたが、実はウォーキングにはある種の限界があるのです。
ひとつは「飽きやすい」。そして「1日で歩ける量は限られている」ということです。
例えば工場勤務では、1日の仕事内容がある程度決まっているため、それ以外に歩く機会が増えにくく、変化しにくいんです。
Cyclingood
なるほど。歩くことができる時間も限られてしまいますね。
フジクラさん
そうなんです。そこで今回、シマノさんと一緒に自転車通勤をテーマにしたプログラムを行うことになり、新たな可能性を感じました。
自転車がもたらす健康効果はもちろん、1日の活動量をカバーできること、リフレッシュ効果が高いという一面もありますよね。
自転車経験のある人にも、そうでない人も、この機会に自転車通勤を通じて新しい運動習慣を体験し、興味をもつきっかけになればと期待しています。そして今後は継続的な取り組みとして、他の事業所への展開を考えていきたいです。

ここでCyclingood取材班は、自転車通勤ウェルネスプログラムが行われた千葉県の佐倉事業所へ移動。
この日はこのプログラムの最終日で、
参加者皆さんにお集まりいただき、ご意見や感想を聞きながら
最後の身体測定を行いました。
身体測定では、体重、体脂肪、血圧、椅子からの立ち上がりテストなどを実施。
その結果を見ながら喜び合う皆さんの姿がとても印象的でした。

それではここから、本プログラムに参加いただいた
3名の方にお話しを伺います。
2カ月間、自由に自転車通勤をしてもらった結果、
自転車の魅力、そして身体の変化についてどのような感想をお持ちなのでしょうか。
自転車通勤ウェルネスプログラム01 舟山 一彦さん(40代)/研究職 脚の筋力がついて、仕事の効率も上がった気がします
●自転車通勤ウェルネスプログラムに応募された理由は?
MTBを10年ほど前から所有しているのですが、買い物に使う程度で、この機会に本格的にスポーツバイクに乗ってみたいと思ったからです。片道約20km、時間にして1時間半ほどの自転車通勤でしたが普段は電車とバスを乗り継いで同じくらいの時間をかけて通勤しています。
●自転車通勤のご感想は?
おもしろいですね。うちは田舎なので、整備されていない道路が多く、いろいろなものが落ちているんです(笑)。
そんな刺激を楽しみつつ、自転車に乗っている間はいろいろなことを考える余裕が生まれ、いつの間にか頭がスッキリ、気分もスッキリしていましたね。電車やバスよりも、気持ち良く移動できました。
●身体や仕事に変化を感じますか?
乗り始めの頃から比べると、脚の筋力がつきました。
重いギアでもしっかり踏み込め、グンと距離が伸びるようになりました。あとは仕事の作業効率が上がった気がします。計画的に進められたのは、スッキリした頭で仕事に向き合えたからかもしれません。
自転車通勤ウェルネスプログラム02 齋藤 伸さん(50代)/管理職 メタボ解消にぴったり。長距離をラクに走れ、休日も楽しんでいます
●自転車通勤ウェルネスプログラムに応募された理由は?
メタボ気味なのが気になって、1月からウォーキングをしていました。しばらくは順調に体重が下降していたのですが、停滞してしまって。
その頃にこのプログラムの話を聞き、「自転車なら長く続けられそう」と思い、応募しました。
普段はクルマで片道20分ですが、自転車では40分かけて通勤しています。
●自転車通勤のご感想は?
最初は「自転車で会社に通うなんて!」という印象だったのですが
実際はじめてみると思ったほどしんどくない、と。
最近では週末にしていたウォーキングを自転車に変えて遠出を楽しむようになりました。いつかは1日200km走行に挑戦したいです。
●身体や仕事に変化を感じますか?
自転車に乗り始めて2~3kg体重が下がりました。
そしてやはり、気分がスッキリと晴れるのがいいですね。家や会社に着いたときにもやもやが消えてリセットされてるような気分になれるのが良かったです。
自転車通勤ウェルネスプログラム03 高梨 智弘さん(20代)/製造職 上り坂もスイスイ走れる軽い乗り心地が気に入りました
●自転車通勤ウェルネスプログラムに応募された理由は?
スポーツバイク経験が一切なくて、乗ったことがあるのは軽快車だけだったので、スポーティなロードバイクに乗ってみたいという興味が一番でした。普段はバスで20分の通勤スタイルが中心で、この自転車でも片道5km、20分で通勤していました。
●自転車通勤のご感想は?
実は週に1日程度、軽快車で通勤していたのですが、正直これが辛くて…。こぐのが重くてしんどかったのですが、この自転車なら長い距離でも平気ですし、上り坂が断然ラクですね。走るのがラクという気分的な軽さと、帰社時にバスの時間を気にしなくていいという気軽さも良かったです。
●身体や仕事に変化を感じますか?
もともと細身で健康体なもので、身体の変化はさほど感じなかったです。
体脂肪率も低めなので、このままこの自転車通勤を続けたら
どんな身体になっていくのかという興味はあります(笑)
うちの会社はいろいろな運動の機会を与えてくれるので、
上手く活用していきたいです。
他の参加者の方から「2カ月は短い。もっと利用したかった」「自転車に積極的に乗るきっかけになった」など
さまざまな意見が飛び出したフジクラさんの自転車通勤ウェルネスプログラム。
10km、20kmの長距離でも、意外とラクに気持ち良く通勤できること、
習慣的に乗れば、確実に身体が変わっていくことを実感された方が多かったようです。
自転車通勤は、健康づくりを習慣化するひとつの手法。
無理なく、楽しく、気持ちよく通勤しながら運動にもなる自転車を
より多くの方に活用いただけることを願っています。