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2020.06.05 更新

4歳から6歳頃に、自転車に乗れるようになる子どもが増えるようですが、
自転車に乗ることは子どもの発育にどのように関わりがあるのでしょうか。
脳科学を元にしたコーディネーション能力(=人の調整力)
トレーニングを参考に、子どもの発育タイミングと、
自転車運動がもたらす可能性について考察します。

監修 :
川崎医療福祉大学 医療技術学部 健康体育学科 西本哲也 准教授

誕生から20歳までの発育量を100%とした割合

人の発育過程を表すこのグラフを見ると、
身長や体重、胸腹部の臓器を表す「一般型」は
乳幼児期までに急速に発達し、その後一旦ゆるやかに。
思春期頃に再び急激に発達し、大人の身体になっていくのが特徴です。
ところが脳や脊髄に関わる「神経系型」は、6歳までに80%、
12歳頃でほぼ100%に達し、その後大きな成長は見られない模様。
特に急激な上昇を描く6歳頃までに、さまざまな運動や活動によって
神経回路に刺激を与え、回路を張り巡らせるように促すことが
健やかな成長に有効
だと考えられます。

想定されるコーディネーション能力と自転車運動の関係

上記7つの項目は、神経系の発達に深く関わっているコーディネーション能力です。
これらの能力を子どものうちに遊びや運動などを通じて育むことで、
その後に通じる「身体を巧みに動かす能力」につながり、
あらゆるスポーツに対応できる土台を形成できると考えられています。
自転車は足を着けずに自分の身体でバランスを取りながら前進する乗り物であること。
そして手足を使い、複数の動作を一度に行う運動であること。
さらに移動による周辺環境の変化が著しく、
都度判断しながら動作を変える必要があることなどが、
子どものコーディネーション能力を高めることにつながるようです。

恐怖心を克服しながら、
自ら工夫して乗れるようになるプロセスも
子どもの健やかな成長にとってとても重要な体験なのだそう。
大人が見守り、励ましながら、
「自転車に乗る」楽しさを伝えてあげてくださいね。