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2020.03.06 更新

じわじわとお腹周りを中心に増えていく脂肪。
この脂肪が増える理由である年代別の基礎代謝量の変化と、
自転車運動による脂肪燃焼効果をご紹介。
脂肪がつきにくく、太りにくい身体に変えていくためには
自転車運動が適していることがよくわかります。

監修 :
名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科 髙石鉄雄 教授
龍谷大学 農学部 食品栄養学科 石原健吾 准教授

Health Interview

日本人の基礎代謝量

私たちの身体は年齢とともに基礎代謝量、
つまりは生きていくために使うエネルギーが減少していくことから
脂肪をためやすい身体になっていきます。
上記のグラフでもわかるように、基礎代謝量のピークは
男性が15〜17歳、女性が12〜14歳。

脂肪が蓄積して太りやすくなりはじめるのは30〜40代であり、
更年期になると女性はエストロゲンという女性ホルモンの減少によって
内臓脂肪がつきやすくなり、男性はアンドロゲンという男性ホルモンによって
筋肉が減少することなどから、脂肪のついた身体になっていくと考えられています。

運動1分間当たりの消費エネルギー(体重65kgの男性の場合)

自転車運動と歩行の消費エネルギーの違いを見ると、
1分間の消費エネルギーが特に高いのは
坂道を上っている場合の軽快車とロードバイク。

歩行では上り坂による差があまり無いものの、
自転車は平地よりも坂を利用している方が
圧倒的にエネルギーを消費しており、
負荷のかかる運動の効果の高さがわかります。

自転車運動による体重と脂肪率の変化と推移

メタボリック症候群と予備軍の男性6名が3ヵ月間
「できるだけ自転車を使う」というゆるやかなルールで実験した結果がこちらです。
上のグラフの6名平均では体重・体脂肪率ともにダウン。
個別の2名分の推移グラフを見ると、順調に体重と体脂肪を落としているのは、
自転車習慣のなかった被験者が自転車運動によって
脂肪燃焼の効果を生み出したことが明確に表れています。

たった3ヵ月のゆるやかなルールの自転車運動で
体重も体脂肪も減少しているのは驚きです。
運動をまったくしていない人は軽く自転車で走る習慣を、
体力のある人はよりキツいと感じる走行へのチャレンジをはじめ、
目標とする身体を実現してください。

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