朝一番から気持ちを仕事モードに切り替えられるのは理想的な1日のはじまりですが、なかなかそうはいかないもの。なんとなく気が乗らなくてだらだらしてしまう。やらなきゃいけないことはあるのに、頭が働かない。そんな経験がある方は多いかもしれません。
朝からスパッとやる気のスイッチを入れ、効率的に働くカギは、脳のワーキングメモリ。これは目の前の作業に必要な情報を一時的に記憶し、処理する能力のことです。このワーキングメモリをうまく働かせる方法のひとつが、有酸素運動です。
運動によって脳の血流が増加し、酸素の供給量が増えて「冴える」状態になると考えられており、シンプルな自転車運動がワーキングメモリを向上させたという研究結果も発表されています。
とは言っても、朝から運動をする時間をつくるのも難しいですよね。そこで取り入れやすいのが、「ながら運動」ができる自転車通勤です。
運動のために早起きするのは難しくても、自転車通勤であれば無理なく自然に続けられます。さらに、定期的な有酸素運動の継続で脳が活性化され、時間管理や集中力、感情をコントロールする力が向上するという研究結果もあるため、自転車通勤は朝一番だけでなく、長期的な仕事効率の向上に期待ができそう。朝の仕事につなげるためには、脳や身体が疲れすぎないように「心地いい」と感じるペースでこぎましょう。
自転車通勤によって、朝から脳が活性化されて気分はすっきり。仕事に集中することで効率がアップ。その結果早く仕事が片付けば、自分の時間が増えて生活の質も上がりだす...。そんなうれしいサイクルが回り出す第一歩に、自転車通勤をはじめてみませんか?
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