新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で運動不足を感じ、健康的な生活を意識する人が増えてきているそうです。この背景には「感染したくない」「感染しても軽症でとどめたい」という思いが強いと考えられます。そこで注目されているのが「免疫機能」。免疫力ともよく言われていますが、これは体内にウイルスなどの病原体が侵入した際にいち早く発見、攻撃し、さらにその病原体を記憶して抗体を作るという、身体を守る重要な働きです。このような状況の中、多くの人が免疫に関心をもつのは当然のことですよね。
さてこの免疫、「どのような運動で機能を高められるのか」が気になるところ。以前、先生にお話を伺った際には、「普段運動をしていない人なら、有酸素運動で充分」とのことでした。筋トレなどのキツイ運動をがんばらなくても、自転車運動やウォーキングによる自分にとってちょうどいい程度の運動で免疫機能が高まるそう。これならできそうですよね。
実際、ウォーキングなどの軽めの運動を習慣的にしている人は、風邪を引きにくいというデータがあるそうです。免疫機能は、強すぎる運動よりも、まったくしない状況よりも、軽めの有酸素運動で高められるということなので、通勤や買い物の際の自転車利用を意識的に増やすことからはじめられます。もちろん、運動だけでなく、バランスの取れた食事や、筋肉をしっかりとつけることも大切だそう。特別なことをしなくてもきちんと食べる、適度に運動することで、知らず知らずのうちに免疫が強くなっていくようです。
自分がもつ本来の機能を食事や運動で高めることは、単に新型コロナウイルスにかからないようにするためだけでなく、将来的なことを考えてもとても大切なことだと思います。このページを参考に、負けない身体を手に入れてくださいね。