クロスバイクで颯爽と走る人はかっこよく見えますね。その理由は流れに乗った走行だけでなく、正しいポジションによる無駄のない乗り方にあります。上体を起こして力みすぎず、車輪が惰性で動くのも利用しながら効率よく。自転車と一体になるような走行感が、気持ちよさとラクさをもたらします。
手・足・お尻の3点で
バランスを取る
クロスバイクに乗るときは「サドル」「ハンドル」「ペダル」の3点でバランスを取るのが基本。どこにも力が 偏らないように意識しましょう。
適切なサドルの高さ
サドルからクランクが真っ直ぐになるようにして、ペダルにかかとを置きます。このとき、膝が伸びた状態になるようサドルの高さを合わせるのが適切なポジションの目安。高すぎると感じたら、安心できる高さから慣れていきましょう。
NGなポジション
サドルにドカッと座っている、手が突っ張っている、背中が丸くなっているのは悪いポジションの代表例。サドルの高さやハンドルまでの距離が合っていないのが主な原因です。
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ペダリングのコツ
ペダルに置くのは土踏まずではなく足の指の付け根の拇指球。これが効率のよいペダリングにつながります。ペダルをこぐときは太ももの前だけでなく太ももの後ろやお尻を意識して、筋肉を効果的に使いましょう。
ラクに走るための
コースティング
信号などの停止前は車輪の惰性を利用してペダリングを止め、自然に減速。段差を越えるときはお尻を浮かし、肘と膝のクッションを使うようにして衝撃を避けるようにするとラクさが持続します。