暑さとともに装いも軽やかになり、身体のラインが出やすい季節がやってきました。「痩せたいな」と思っているなら、ただ体重を落とすだけのダイエットではなく、脚に筋肉をつけることでシェイプアップしませんか。「筋肉がついたら、かえって脚が太く見えそう...」と思うかもしれませんが、これはよくある誤解。運動をして太ももの筋肉を鍛える場合は、ただ筋肉がついて脚が太くなるのではなく、いまある脂肪が減って筋肉がつくので、引き締まって見えます。
脚やお尻といった下半身には、人の身体の中でも大きな筋肉が集中しています。せっかく鍛えるなら、脚だけでなく、お尻にかけて下半身全体を動かす運動がおすすめです。
この下半身の筋肉を鍛えるには、ウォーキングやランニングも効果的ですが、実はおすすめなのが自転車運動。ペダリング1回転のあいだに、お尻(大臀筋)、太ももの前側(大腿四頭筋)、太ももの裏側(ハムストリングス)、さらに上半身と下半身をつなぐインナーマッスル(大腰筋)などたくさんの筋肉を動かすことができます。
脚筋力をつける効果は、「引き締め」だけではありません。筋肉量が増えることで代謝が上がり、太りにくい身体になります。また、熱を生み出し維持する力が高まるため、冷えにくい身体に。さらに、脚全体を大きく動かすことで、筋肉がポンプの役割となって血流やリンパの流れを促進してくれるので、ふくらはぎの血流が上がり、疲れやむくみが取れやくなります。
シェイプアップとともに、夏に起こりやすい2つの不調、「冷え」と「むくみ」解消にもつながる自転車運動。筋肉をつけることで、不調知らずの健康的なスタイルを手に入れて、夏を思い切り楽しみましょう。
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