クルマには定期的な車検が義務づけられていますが、自転車は誰かが点検を促してくれることはありません。だからこそ、定期的なメンテナンスを自分で意識し、気持ちよく乗れる状態にしておくことがとても大切です。ポイントをチェックしながら、愛車の状態を確認してみましょう。
見て、さわって、
タイヤをチェック!
タイヤは、適正な空気圧にしておくことはもちろん、見た目も重要なチェック項目。溝がすり減っていたり、劣化してヒビが入っていたりしませんか?こうした見た目の損傷があったら、そろそろタイヤ交換の時期かもしれません。
ヘンな音は、愛車からのSOS!?
走っているときにギシギシきしむ音がする、変速がスムーズにできない、ブレーキをかけると「キー」と音が鳴るなど、さまざまな音によって自転車の異変を察知することができます。10センチほど持ち上げて地面に落としたときに異音がする場合も、何かトラブルがある可能性があります。
細部までしっかり確認。
ベルが鳴るか、前後のブレーキが効いているか、ライトや反射板が機能しているか、チェーンはたるんだり錆びたりしていないか、なども確認しておきたい項目です。
安心以上の愛着を。
こうしたチェック項目を3カ月に1度のペースで点検しながら、フレームを磨いたり錆やホコリを払ったりとメンテナンスすることで、「自分の自転車」という愛着も湧いてきます。傷、異音など気になるところが出てきたら、お店で見てもらいましょう。
全7回にわたって自転車のキホンをお伝えしてきた「Basic things」も、今回で一段落。自転車について教わる機会は意外と少ないので、この記事が皆さまのお役に立てていたら幸いです。
乗り慣れてくると自分流のスタイルができてきますが、ときどきはこの記事を読み返して、キホンに戻ったり、メンテナンスしたり、記事をお役立てくださいね。
皆さまにお伝えしたいキホン情報があれば、また更新を再開します。ひとまず、今まで「Basic things」をご愛読いただき、ありがとうございました。